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平成29年度 情報公開 | 国立民族学博物館 minpaku g tenken29

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(1)

平成29年度国立民族学博物館外部評価委員会

外部評価報告書

人間文化研究機構

(2)

ごあいさつ

国立民族学博物館(みんぱく)は、文化人類学およびその関連分野の調査、研究、教育を行う とともに、世界の諸民族の文化、社会、歴史に関する学術資料の収集、保存、展示、活用を行う 博物館機能を有する大学共同利用機関です。世界最大規模の博物館機能と、大学院教育の機能を 備え、世界全体をカバーできる研究組織と研究者の陣容を持つ文化人類学・民族学の研究所とし て、世界で唯一の存在です。去る2017年11月に、開館40周年を迎えました。

人類の文明は、今、数百年来の大きな転換点を迎えているように思います。これまでの、中心 とされてきた側が周縁と規定されてきた側を一方的にまなざし、支配するという力関係が変質 し、従来、 それぞれ中心、周縁とされてきた人間集団の間に、創造的なものも破壊的なものも 含めて、双方向的な接触と交流・交錯が至る所で起こるようになってきています。それだけに、 異なる文化を尊重しつつ、言語や文化の違いを超えてともに生きる世界の構築をめざす文化人 類学の知が、これまでになく求められているように思われます。

みんぱくでは、こうした世界の変化を受けて、10年の年月を費やし、本館における世界諸地 域の文化に関する常設展示の全面的な改修を進めてまいりました。その作業は、平成29年3月 で一応の完了をみましたが、全面改修を終えた本館展示も、次の新たな段階に進みます。みんぱ くにこれまでに蓄積され、今も蓄積されている研究情報を、展示を糸口にして、利用者、研究者 の皆さまそれぞれの関心に応じて自由に引き出せ、さらなる探究につなげていくシステムを今 後数年かけて開発し、構築してまいります。こうした活動は、かねてよりみんぱくがめざしてま いりました、さまざまな人びとの知的交流と発見、協働の場、つまり知のフォーラムを、これま で以上に充実したかたちで実現しようとするものです。

このたび、平成28(2016)年度に行った諸活動を対象として、平成29年12月に外部評価委員 会を開催し、『平成 29 年度国立民族学博物館外部評価委員会外部評価報告書』としてまとめる ことができました。外部委員の方々には、貴重なお時間をいただき、事前の資料の読み込み、委 員会への出席や実地視察への参加、また書面での建設的なご意見・ご批判を賜りました。ご指摘 の諸点については、館員が一丸となって改善にとりくんでまいりたいと考えております。最後に なりましたが、委員の方々には改めて感謝を申し上げます。

2018年3月

(3)

平成29年7月1日現在  

氏 名

所属・職名

あだち   じゅん

安 達   淳

国立情報学研究所副所長

きたの  なおひろ

北 野 尚 宏

独立行政法人国際協力機構

JICA

研究所長

はちむら こうざぶろう

八 村 廣三郎

立命館大学情報理工学部特任教授

ひろとみ やすゆき

廣 冨 靖 以

公益財団法人りそなアジア・オセアニア財団前理事長

ほりい よしたね

堀 井 良 殷

公益財団法人関西・大阪21世紀協会理事長

みずさわ  つとむ

水 沢   勉

神奈川県立近代美術館長

やまぎわ じゅいち

山 極 壽 一 

京都大学総長

やました しんじ

山 下 晋 司

帝京平成大学現代ライフ学部教授

東京大学名誉教授

やまもと まとり

山 本 真 鳥

法政大学経済学部教授

(五十音順)  

任期:平成28年4月1日~平成30年3月31日

国立民族学博物館外部評価委員会規則第3条第2項により指名

(4)

国立民族学博物館

外部評価

関す

意見書担当テ

マ一覧

担当テ マ 委員氏 所 属

全体のと まとめ 山本 真鳥 委員長 法政大学経済学部教授

研究活動 山下 晋司 委員

帝京 成大学現代ライフ学部教授

東京大学 誉教授

資料等の共 利用

安達 淳 委員 国立情報学研究所副所長

廣三郎 委員 立命館大学情報理工学部特任教授

教育 人 養成 山極 壽一 委員 京都大学総長

社会との連携 堀井 良殷 委員

公益財団法人関西 大阪 世紀協会

理事長

国際交流

北野 尚宏 委員

独立行政法人国際協力機構JICA研究所

所長

廣富 靖以 委員

公益財団法人 そ アジア オセアニア

財団前理事長

東日本大震災への対応 業務運営

成28 3月3日の失火 ついて

(5)

国立民族学博物館外部評価に係る意見書

山本 真鳥 委員長

担当テーマ:全体のとりまとめ

館長の交代があり、それに併せて4月より新しい人事体制や新しい役割分担で臨んだ国立 民族学博物館であるが、報告の中心は平成28 年度の自己点検に基づくものであった。新体 制となって初めての評価委員会でもあり、やや盛りだくさんの報告となってしまったため、

評価委員が意見を述べる時間が限られてしまったことが残念であった。

各委員からは、博物館やその研究活動を概ね評価する意見が寄せられている。ホームペー

ジを利用したデータベース、みんぱくリポジトリなど研究情報、研究会の活動状況や日程等、

民博のさまざまな事業の広報など情報の提供が行われている。とりわけ、新しく始まったフ

ォーラム型情報ミュージアム構築事業は、まだ完成されていないが、委員の多くが期待を寄

せつつ言及している。また北野委員は、JICA からの依頼で行っている共同事業「博物館と コミュニティ開発」が、来日した研修生やその送り出しの国々から高い評価を得ており、魅

力的な事業となっている旨の報告を行った。水沢委員は、民博の東日本大震災への対応につ

いて特に取り上げており、博物館が行った被災地の無形文化財の再生をめぐる調査とその展

示、芸能そのものの上演に注目している。私自身もその展示を見学しているが、この博物館

のもつ研究機能と展示機能を生かした独自の貢献であることに強く印象づけられた。まさ

に、建物や道路やライフラインを再構築するだけでは人々の暮らしを元に戻すことはできな

い、コミュニティの再生とはこういうことなのだ、と考えさせられる展示であった。また、

館長主導型の館長リーダーシップ経費による事業ばかりではなく、ボトムアップの事業が組

み合わされている点も水沢委員は評価している。

一方で、いくつかの課題についても言及があり、また提案がなされていた。運営費交付金

が減少する中で、競争的資金を導入するなどの努力があるが、それだけでは将来的に十分で

はなくなるかもしれない。経費の節減努力を継続するようにと、水沢委員は一層の努力を促

している。堀井委員は、コラボレーション・プロジェクトを立ち上げるなどの社会連携によ

って、企業などの協力を得ることや、SDGsと連携する文脈を検討することで、プロジェク ト運営費などの増収を考えてはどうかという提案を行っている。博物館の観客を増やすとい

う努力は、収入を増やすという意味からは微々たるものであるかもしれないが、関心を持つ

人を増やし、裾野を広げる意味では大きい。展示だけで社会貢献であるし、教育活動でもあ

る。昨年度は、小学生からの若年層の教育に展示を役立て、この分野の興味を育てることを

提案していた山極委員は、今年は留学生を増やす試みや、リカレント教育に目を向けること

も提案している。引き続き努力を怠らず、人々を惹き付け、文化や民族、人々の暮らしや生

き方に興味を持たせる展示を考案していただきたい。

ITの専門家である安達委員や八村委員からは、現在のホームページや現在進行中のフォー

ラム型情報ミュージアム構築についても、細かなアドバイスが出されている。利用者にとっ

(6)

そのためには是非とも制度設計やコンテンツ作成についての課題に対処すべく努力をお願

いしたい。フォーラム型情報ミュージアムという理念はすばらしいものがあるが、実際にど

れだけ上手に双方向的なコミュニケーションの展開が可能かは、地域的ばらつきもあるだろ

うし、仕組みができあがってからもコミュニケーションを継続していく努力が必要であろう

と思われるので、十分長い視野で取り組んでいただきたい。

民博は長らく世界中の博物館や大学と研究協力協定を結んでおり、積極的な国際交流を行

っているが、それを一部の研究者の間で世界の先端的知の貢献に役立たせるばかりではな

く、是非とも一般の見学者や民博のサポーターとなる市民へも還元して欲しいと要望してい

るのが廣冨委員である。展示に生かすことや一般市民向け講座に生かすこと、その他メディ

アを通じての広報に生かすなど、多方面での国際交流を考えてみていただきたい。

山下委員は研究面での3つの提案を行っているが、その一つは特別研究の成果を海外に向 けても発信することを推奨し、そのためにも国際的な流通能力をもった出版社からの出版を

行うという提案している。単独のパブリケーションに限らず、国際発信一般については私も

気になるところである。現在では共同研究の成果は出版助成をつけて日本語の単行本として

成果発表とすることが多いようであるが、英文の成果発表はそのうちの一部に限られてい

て、主にSenri Ethnological Studies(SES)として出版され、また場合によっては、Senri

Ethnological Reports(SER)として出版されている。後者の多くは日本語であるが英文の

ものも可である。それらは、シリーズであることが強調され、みんぱくリポジトリとしても、

シリーズの番号でリスト化されている。だいたい、Bulletin(国立民族学博物館研究報告の 英文タイトルは、Bulletinである)とかReportsとかいうのは、いかにも紀要的なタイトル であり、その点でも学術出版としての格が低くもったいないので、改名してはどうだろうか

(研究報告は、紀要の範囲を超えて、共同研究に関わる人々の投稿雑誌となっている)。SES やSER の論文のそれぞれは査読に加えて英文校閲もなされており、単行本の論集としても 十分通用する内容であるから、シリーズ本であることを表紙に書き込むことをやめる必要は

ないが、扱っているテーマで名付けられている本のタイトルと編者名をもっと正面に出し、

みんぱくリポジトリでもタイトルや編者名で掲載するようにした方がいいのではないかと

思う。また装丁も工夫して写真などを使い、それぞれ単独の出版物のようにしないと、魅力

が薄れてしまう。内容的に1冊で一貫したまとまりを持っているので、シリーズの出版であ ることは特に強く示す必要がないと思われる。オーストラリア国立大学出版会のように、デ

ータ版はリポジトリとしてタダでダウンロード可能にして、印刷媒体の方はオンデマンド出

版のような形をとると、海外の図書館も購入しやすいかもしれない。日本語で書かれた共同

研究の成果出版と同じ形にして、山下委員の主張するように海外の出版社と提携する方がサ

ーキュレーションとしてのメリットは大きいが、それが難しくてもせめて上記のような改革

を行っていただきたい。

私のほかの提案は昨年と余り変わらない。ひとつには大学院改革をしてはいかがかと思

う。大学院の志願者――とりわけ日本人の――が減少気味であることは、日本中で生じてい

る現象であるが、大学院教育を活性化するためには大学院改革が必要である。博物館学の専

攻ができる課程を作ってはいかがかと思う。マーケティング・リサーチが必要ではあるが、

博物館学は今後大学教育以外の分野でも活躍が期待でき、日本には博物館学の学科を有する

大学院が見当たらないことを考えると、十分利はあるし、民博には多くの物的、制度的、人

(7)

内の応募も増えるであろう。

もうひとつは、民博で行われている国際会議を、サテライト会場を設けて、同時開催する

こと。民博でこれこれの国際会議がある、というご案内をいただき、海外の有名研究者がス

ピーチをすることも多いが、実際に来るとなると旅費も時間も必要で、参加のハードルは高

い。是非東京でもスカイプなどを使って同時開催していただけると大変うれしい。YouTube などを使って、常時見られるようにすることを現在お考え中のようであるが、これは出演者

の了解をとりつけたり、撮影を用意したり、場合によってはビデオの編集を行ったりなど、

同時開催よりもずっとハードルは高い。同時開催が良い点は、装置さえあれば、簡単に実施

できることである。またもう一つの利点は、サテライトからも質問が可能な点である。すな

わち遠隔にいても会議に参加が可能であるということである。是非ともこの可能性をお考え

いただきたい。最初はとりあえず東京のサテライトで開催し、その後にその他の地で希望が

あれば、場所を増やしていくことを検討してもいいかもしれない。

最後になるが、評価委員会では民博が昨年の台風により建物に被害を受けた報告がなされ

た。築40 年になる建物はそこかしこで修復が必要となっており、次年度に概算要求を提出 する予定であるという。現状を保つだけでも大変な努力が必要であろう。評価委員のひとり

ひとりが個別に言及してはいないが、必要な修復工事に向けての予算獲得の成功は評価委員

(8)

国立民族学博物館外部評価に係る意見書

山下 晋司 委員

担当テーマ:研究活動

民博の研究活動に関し、1.特別研究、2. フォーラム型情報ミュージアムの構築、3. 研究の社会性/公開性の3点について意見を述べる。

1.特別研究

平成28年度から6年間の予定で展開されており、「現代文明と人類の未来——環境・文化・ 人間」が統一テーマである。これは現代文明が直面する喫緊の諸課題に対して解決志向

型のアプローチによる国際共同研究とされている。平成 28 年度は池谷和信・岸上伸啓 を代表として「生物・文化的多様性の歴史生態学」プロジェクトが着手されている。民

博ならではの壮大な研究プロジェクトであり、成果が期待されるが、成果は、民族学・

文化人類学の立場からの研究成果を盛り込んだ英文による国際的なインパクトをもつも

のにして欲しい。そのためには、民博のインハウス・パブリケーションではなく、国際

的な流通能力をもった世界的な出版社と契約するなどして、世界に届き、見えるかたち

で研究成果を刊行すべきである。

2.フォーラム型情報ミュージアムの構築

「情報生成型で多方向的なマルティメディアデータベースの構築」を行う興味深い試み

だが、「フォーラム型情報ミュージアム」というコンセプトについて、ホームページには

「多言語によるフォーラム機能をもつマルチメディア対応のデジタル・アーカイブズ」

という括弧書きの説明があり、(1)特定の文化資源に関する国際共同研究の実施とその成

果のコンテンツ化・多言語化、(2)フォーラム型情報ミュージアムのシステム構築とその

運用からなる、とされているが、よくわからない。成果の解題を含めて、もっとわかり

やすい形で説明していただきたい。

3.研究の社会性/公開性

前回の意見書に、民博を公共人類学の拠点にすることはできないだろうかと述べた。こ

の観点から研究の社会性/公開性を考えるとき、リーダーシップ支援経費「東日本大震

災等大規模災害に関わる人間文化研究」などの研究プロジェクトの成果として公開され

た「津波の記憶を刻む文化遺産——寺社・石碑データベース——」は評価すべき試みである。

とくに閲覧者も情報の追加をすることができる「オープンデータデース」になっている

点がすばらしい。民博は文化資源研究が館の基本的活動の一つになっているので、この

ような開かれた文化資源データの構築は、公共人類学ならびに研究の社会性/公開性の

(9)

国立民族学博物館外部評価に係る意見書

安達 淳 委員

担当テーマ:資料等の共同利用

民博は、創設当初から国際的な研究拠点としての役割を強く意識して、民族学および関連

分野に関する研究を推進しており、その中で資料の収集、保存のみならずその利用を積極的

に進めてきたことは大変意義深い。先進諸国がこぞってオープンサ イエンスを目指して動

き出した現在、人文科学における先駆的な取り組みとして、膨大な資料に基づいた学問の進

め方の典型を実現することが民博に期待される。この文脈で現在の活動の評価を試みたい。

資料の収集に関しては、共同研究を内包する形で「文化資源プロジェクト」として、調査

収集から展示や社会連携に至るまでの学術活動のワークフローに基づいた活動として再定

義している。この活動から、映像音響資料を切り出して「情報プロジェクト」制度を次年度

から発足するなど、研究成果の社会還元を一層強化し効果的にすべく深化が進んでいると判

断される。また、「フォーラム型情報ミュージアム構築」を目指すという大きな目標のもと

で資料の共同利用も進んでおり、研究者のみならず一般への資料提供が大きな割合となって

いることが特筆できる。

資料の保存は、極めて重要な課題であるものの、量や多様性が増す中で高い品質を保った

活動の持続が難しい。その中で施設の狭隘化などの課題に対して可能な範囲でていねいに取

り組んでいる点が評価される。デジタル化された映像資料に関しては、媒体変換などの面倒

に対して、今後は外部のクラウドの提供するコールドストレージの活用も検討範囲に加える

ことを提案する。

網羅的な資料や文献収集を持続的に行う一方で、データベース化や研究アーカイブズ資料

の整備に関する活動は、長期的な視点から研究の体系化に向かう活動と見なすことができ

る。網羅性と体系化を資料の共同利用に関する活動の両輪としてうまく組織化していくこと

ができれば、他分野に対しても手本となると考えられ、今後も具体的かつ先駆的な活動を継

続的に進めていただきたい。

また、民博はリポジトリの運営にいち早く取り組み、コンテンツの量を増やしてきた。そ

の利用は大きく伸びている。サイバー空間でのヴィジビリティの重要度は今後とも増すとみ

られるため、継続的に資料のネット公開を進めていただきたい。

民博の目指す「フォーラム型情報ミュージアム」構想ではITをフルに活用することが前 提となる。既に民博ではリポジトリ、「文化資源プロジェクト」、データベース化などの次世

代の研究情報の基盤となる要素は取りそろえられていることから、現在進行中の基本構想の

検討では、従来からの種々の活動を有機的に結びつけ、さらに効果的にするための方策を検

(10)

国立民族学博物館外部評価に係る意見書

八村 広三郎 委員

担当テーマ:資料等の共同利用

民博は、1974 年の創設の時点で、単なる博物館としてではなく、研究所の機能も合わせ もった研究博物館としてデザインされた。さらに、この時点で、当時の人文系博物館として

初めて大型コンピュータを導入し、博物館標本資料、図書資料、画像資料等の様々な情報を

コンピュータで管理し、館内だけでなく、館外へ向けても情報を発信し、資料(情報)の共

同利用を図る使命を自ら課してきた。ここでは、資料等の共同利用のなかでも、特にコンピ

ュータを用いた、情報管理と公開の側面の現状についての評価を述べることにする。

1)資料の収集・調査研究

博物館資料の収集とその情報のデータベース化は、現代の研究博物館の根幹となる基盤で

ある。これは館内の「文化資源研究センター」を中心として、プロジェクトベースで恒常的

にデータ入力が行われており、その成果は収集件数の増加だけでなく、外部からの利用、問

い合わせ等の増加にも示されている。

数年前から推進されている、博物館における新しい情報提供のあり方「フォーラム型情報

ミュージアム」についても、複数のプロジェクトが進行しており、今後、実際に成果として

の各種情報がデータベース化され、ネット上で継続的に公開されることが期待できる。

2)機関リポジトリ

「みんぱくリポジトリ」は、平成22年度より運用が開始され、館内出版物所収の学術論 文や報告等のネット公開をしており、28 年度末の登録数5,092 件、またコンテンツダウン ロード数は年間212,296件と、着実に利用が定着していると評価できる。海外からのアクセ スを意識したサービスの改善も図られている。

3)データベース公開

国立の研究博物館で最初にデータベースを運用し、公開してきた民博であるが、これらの

データベース公開については、歴史が古いがゆえか、いささか現代的でない印象があるとい

うのが、私の素直な感想である。データベースへのデータ登録件数は着実に伸びているが、

このデータの公開、利用等の考え方、仕組み等は、おそらく、40 年近く前のデータベース 公開当時のものからほとんど変わっていないのではないかと思われる。

現在では、老若男女を問わず、すべての人々にとって、ウエブでの情報検索は、基本的な素

養であり日常的なツールである。ところが、Google に代表されるフレンドリな検索システ ムを利用している現代人にとっては、民博の標本資料等のデータベースの検索インタフェー

スは、お世辞にも、使いやすいものとは言えないというのが私の評価である。いささか些末

なことと思われるかもしれないが、以下にその問題点を挙げる。

各収蔵品(民博では標本資料と呼ぶ)にかかわる情報を管理し、ウエブ上で公開しているデ

ータベースに、①「標本資料目録」、②「標本資料詳細情報」、③「標本資料記事索引」3つ

(11)

であることはそれとなく類推できるが、簡略版の検索項目は詳細版にも収められているのだ

から、特にこれを別のデータベースとして設ける必要はないと思われる。さらに③は、各標

本資料に関しての情報を、関連する館員研究者が学術論文等で紹介した記事等への書誌情報

である。標本資料を①または②で検索した人は、多少とも、その標本についての説明を読み

たいと思われるので、この情報は有意義であるが、現状でそれを成し遂げるためには、さら

に③のデータベースを利用して、文献検索を行わないとたどり着けないというのは、回りく

どすぎる。そもそも、①や②でヒットした標本について、それに関連した文献を③で探そう

としても、何を検索キーにすればよいのかが分からない。

このように、個々の標本資料に対して3つのデータベースに分けて情報を収め公開するの

は、他所では見たことがない。標本資料をキーとして情報が得られればいいのだから、これ

は1本化するのが常道だと考える。もちろん、一般市民にとっては、検索結果にたくさんの

情報が盛り込まれているのはかえって、迷惑なこともあるが、これは検索インタフェースの

改善により、必要な情報項目のみを表示するように指定することで容易に行える。

この現状は、民博の開館直後のデータベース公開時の時代背景を考えると、一般人向け、

研究者向けのような仕分けをした結果と考えられるが、これだけネットでの情報検索が一般

的となった今の時代にとっては、かえって分かりにくい、使いづらいものになっていると言

わざるを得ない。他の機関での一例として、たとえば、奈良国立博物館の収蔵品データベー

スでは、検索結果の各収蔵品の画面に「文献」として参考資料の書誌情報が載せられている。

詳しい情報を知りたい人には、この方がずっと使いやすい。

網羅的に調べたわけではないが、民博の標本資料データベースで検索した標本についての

「文献」を探してみようとしても、文献記事索引データベースの検索キーに何を入れればよ

いのかわからない。得られた資料名を入力しても、何もヒットしない。もちろん、全部の標

本資料に関連文献が付随しているわけはないであろうから、ヒットしないものがあっても当

然だが。この仕組みは、きちんと機能すれば、詳しい情報を知りたいユーザにとっては、大

変ありがたいものであるが、現状は、使いやすい(使える)ものとは思えない。この書誌情

報は標本資料データの項目の中に収めるべきものであると思われる。

現状のような大規模なデータベースの再構築は大変な事業となることは理解できるが、せっ

かくのデータベースであるから、今後、改善がおこなわれることを期待したい。

また、ウエブ上の民博の公式(トップ)ページの作り方にも、やや課題ありと指摘せざる

を得ない。ウエブページは「展示」と「研究」という2つの大ぐくりのカテゴリーに分けら

れている。「展示」は一般人が博物館を訪れるときに参考にするページへのリンク、「研究」

は研究博物館としての教育・研究業務にかかわる項目群が紹介されているページへのリンク

となっている。しかし、これらのタイトル文字だけで、内容の区別が理解できる人は多くな

いだろう。

確かに、博物館、研究機関、教育機関のマルチな性格を持っている民博のウエブページの

作り方は必ずしも容易ではないであろうが、ここで述べたことは、大きな労力と経費をかけ

て、作り上げてきた民博データベースを、今後もさらに広く活用してもらえるように、ぜひ

(12)

国立民族学博物館外部評価に係る意見書

山極 壽一 委員

担当テーマ:教育・人材育成

グローバルに人と物の動きが進む中、昨今は物質文化と精神文化とのつながりのなかに民

族のアイデンティティを見出すことが難しくなっている。また、情報通信技術が発達したお

かげで、あらゆる情報にたやすくアクセスできるようになった反面、それを生の知識として

蓄積し活用する意識が希薄になっている。民族学は、その欠落を埋め、多文化共生社会を実

現するうえで今後ますます重要な役割を果たしていくと思う。

さて、教育について地域文化学と比較文化学の二つの専攻で大学院教育を実施し、この年

度も課程博士2名、論文博士1名の学位取得者を順調に育てていることは高く評価したい。 日本で人文・社会科学系の学問の力を強めていくことが、今後のAI社会の管理・運営にと って極めて重要であり、ぜひ文化力を持った高度人材の育成に貢献し続けてほしい。また、

今期は若手人材や外国籍の研究者の育成に力を入れた点は高く評価できる。現在、日本の高

等教育は若手人材の育成と国際化が最重要課題であり、民族学は国際交流を進めるうえで重

要な教養として、また相互理解の貴重な架け橋として役割を期待されている。できれば、さ

らに連携する大学や研究機関を増やし、民博の保有する豊富な資料を用いて教育に力を入れ

てほしいと思う。

これまで民博が調査や資料収集を行ってきた国・地域は膨大な数に上るはずである。それ

らの歴史を生かして国際的なつながりを活用し、もっと外国人留学生を受け入れることは可

能だと思う。民族学そのものだけではなく、民族学をプラットホームにして他の学問分野に

学ぶ学生も短期間受け入れて文化交流を図るといった発想をする必要もあるだろう。展示の

工夫もいろいろ考えられているが、地域や文化に合わせて展示するだけでなく、テーマや素

材によって遠く離れた地域に似たような発想や表現のあることや、気候や自然環境の影響な

どを考慮した展示といった発想も生かせるのではないかと思う。日本では初等中等教育で歴

史と地理とのつながりが希薄なために、こうした展示は世界観を養うために極めて重要だと

思う。

今後、日本の高等教育は生涯学習が導入され、リカレント教育が花盛りになる。若手だけ

ではなく、社会人や退職後に第二の人生を歩む人たちにも楽しめる学習の場を提供すること

が求められる。それらの教育を実施するエデュケータの育成も必要となる。ぜひそうした視

(13)

国立民族学博物館外部評価に係る意見書

堀井 良殷 委員

担当テーマ:社会との連携

博物館では展示が一新され、意欲的な企画が連続して開催された。巡回展や学習教材の貸

し出し、ボランテイア活動の支援など社会連携活動も積極的に展開されている。それらの努

力によって入館者の数は増加し、近隣大型商業施設との相乗効果も生かされている。

教育活動も積極的なアウトリーチの講演活動や来館者の受け入れを行っている。ゼミナー

ルやサロンの開催のほかマスコミへの発信やインターネットによる発信も活発である。

しかし運営交付金の定率削減に伴う予算対策として外部資金の調達をどう戦略的に実施

するか、さらに真剣に検討する必要があると思われる。

競争的資金の獲得や寄付の募金、入場者増などは勿論であるが、さらにみんぱくが持つ活

用しうる資源すなわち施設、コレクション、知見、ノウハウを社会還元し、収入確保につな

げる方法はまだまだ多々考えられる。

民間では生き残りをかけて必死で様々な試みが行われており、民間の発想に学ぶことが出

来れば最小の費用で最大の効果を上げることが出来るだろう。

例えば、

*コラボレーションプロジェクトを立ち上げる。

単独では成り立たないが各方面の力を結集すれば大きな成果が期待できるケースが世の

中には沢山ある。そのシーズを連結し協働し、みずからその触媒の役割を果たすことに

よって、成果物を生み出し収入を得ることが出来る。

*受け身の広報ではなく、積極型(プッシュ型)の提案をプレゼンテーションする。すなわ

ち自ら既にあるものを社会に提供するだけではなく、社会の求める新たな付加価値のある

成果物を提案し創出し、対価を得る。

*多様な付加価値の展開をはかる。展示もただ並べるだけでなくコト消費、例えば博物館で

あれば民族衣装を着て写真をとるサービスなどを用意するとか、様々な仮面のコレクショ

ンを菓子類のデザインに活かす、などなどアイデイアはいくらでも出てくる筈である。

いま国連の呼びかけでSDGsと呼ばれる、持続可能な地球社会実現のための17の目標に 向かっての努力が始まっている。我が国も積極的にこれに参加しているが、当館の社会連携

についても現在、様々なテーマのもとになされているのは当然のこととしても、今後SDGs のような大きなテーマに体系的に諸活動を位置付けて成果を測定していくような試みも必

(14)

国立民族学博物館外部評価に係る意見書

北野 尚宏 委員

担当テーマ:国際交流

今回、国立民族学博物館(以下「民博」)が国際協力機構(JICA)からの委託を受けて実 施している課題別研修「博物館とコミュニティ開発」の研修現場を見学する機会を得、本研

修事業が如何に研修員とって魅力的なものであるかを実感した。同研修は、 1994年からコ ース内容を改善しながら20年以上継続しているもので、現在は、主に博物館が地域コミュ ニティにおいて果たす役割について約3カ月かけて学ぶプログラムとなっている。昨年度ま でに59カ国・地域の博物館関係機関から238人の研修員を受け入れており、今年度は9カ 国10名が参加した。

見学したのは映像文化人類学を専門とする教員が担当する「民族誌映像の撮影と編集」の

科目で、アルメニア、ザンビア、エジプトの博物館からの研修員が受講していた。京都で各々

が撮影した着物の着付けの映像を5~15分の映像に編集するのが課題で、3名とも教員と議 論しながら真剣に映像の制作に取り組んでいた。研修の成果についてインタビューしたとこ

ろ、研修期間中、教員から多くを学ぶと共に、日本の多くの地方を訪れ貴重な経験ができ、

帰国したら実現したい様々なアイデアが浮かんできた、日本では博物館を地域のコミュニテ

ィが支えていることがよくわかった、研修員同士の学びも収穫だった等々。担当教員からは、

毎年趣向を凝らした研修をデザイン・実施していることも伺った。

外部評価委員会では、同研修のフォローアップの現状について質問したところ、研修の成

果が現地に根付くように、JICA 事務所のフォローアップ・プログラム等を活用し、日本に 来られない博物館員のために現地ワークショップをザンビア、モンゴル、ミャンマー、タイ

等で実施しているとの説明があった。また、イランから参加した研修員が先方窓口となって、

フォーラム型情報ミュージアム構築に向けた、研修員が所属する博物館と民博との学術協定

を締結する予定との説明もあった。

本研修事業は、民博にとって博物館間の国際的ネットワーク構築に有用であるだけでな

く、JICAとしても、新たに掲げたビジョン「信頼で世界をつなぐ(Leading the world with

trust)」に合致するものといえる。今後、民博が本研修事業を不断に改善させながら、例え

ば、JICAや他機関の観光分野等の事業とも連携させていくことが期待される。

(15)

国立民族学博物館外部評価に係る意見書

廣冨 靖以 委員

担当テーマ:国際交流

 民博は、海外の大学など研究機関と数多くの学術交流協定を結ぶ一方で、その実効性を

高めるため、リエゾンオフィス開設、各種シンポジウムの開催を積極的に行い、限られ

た人員の中で、研究成果の国際的な情報発信にも精力的に取り組んでいる。

 こうした国際学術交流室を中心とした、様々な活動は、日本の文化人類学, 民族学の専

門研究機関の海外交流活動として、十分評価できるレベルにあると考えている。

 その上で、外部からの視点に立って、これからの民博の国際交流活動が、より高い評価

を得るために、2点指摘しておきたい。 ○国際交流活動の戦略的展開と活用

 幅広く行われている国際交流活動の中で、年度で注力するテーマや課題を明確にし、よ

り実効性を高めてほしい。加えて従来から行われているJICAなど多くの外部機関との 連携もする活動にも積極的に取り組んでいただきたい。

 また、多面的かつ多角的に行われている民博の国際交流活動の中から得られた情報を、

民博自身の価値向上にも繋げてほしい。具体的には、国際交流活動を通じて海外の研究

機関、博物館と比べ民博が優れている点、改善すべき点などを比較考量し、民博の取り

組むべき課題などを明確化していただきたい。

○民族の多様性を理解する基盤づくりへの貢献

 世界各国で反グローバル化、自国優先主義が台頭してきており、世界の政治経済の先行

きは従来以上に不透明化している。真のグローバル化の実現のためには、国民一人一人

が、自分たちと違う民族の持つ多様性を理解し、それを受け止める受容力の向上が求め

られる。

 その基盤があってこそ、我々日本人の他国での経済活動や来日する外国人との関係が豊

かなものになる。従って民博の国際交流活動が、単に外国人研究者の受け入れなど海外

との研究協力学術交流にとどまるのではなく、多くの人にとって多様な民族の価値観を

学ぶ重要な役割を果たし、真のグローバル化、「寛容」の精神を醸成する場となっていく

ことを期待している。

 『医学』や『物理』『化学』など専門性の高い学問においても、国内外の専門家がテレビ、

新聞、雑誌などマスメディアに登場し、一般の人に難しいテーマを分かりやすく噛み砕

いて興味深く紹介している。民博においても、海外の機関や研究者と交流する中で、人

類の多様性や異なる文化や伝統について、一般の人たちにより分かりやすく理解できる

機会を数多く作って欲しい。具体的には、一般の人たちが、海外の人たちと触れ合う中

で、興味深く民族多様性を実感できるシンポジウムやマスメディアを通じた活動を今ま

で以上に積極的に展開していくことを期待する。そのためにも多くの人の興味を引く話

(16)

国立民族学博物館外部評価に係る意見書

水沢 勉 委員

担当テーマ:東日本大震災への対応

大震災直後に設置された「東日本大震災被災地支援対策会議」から開始された貴館の一連

の対応は、周到な計画に基づく、貢献度の点で傑出した事業として高く評価できる。とりわ

け平成28 年度には、研究助成を得て、その成果を発表し、さらに将来へと展開させること を成し遂げている。この点も評価すべき点である。

とくに被災地の有形文化財のみならず、無形文化財の復興支援を行った点が注目される。

貴館の施設を活用して調査研究のみならず、その芸能の実践の場を提供したこと、さらには、

東北三県でも、その上演を館外で開催して直接、同地の人々を直接支援したことは特記され

るべきであろう。実践という点がきわめて重要である。無形文化財に関しては、それがもっ

と有効に多くの人々に復興を実感させるからである。

また、災害の記録、記憶のデータをシステム上に構築し、未来への貴重な情報源とするた

めに公開の準備が整いつつあることも地味ではあるが重要な活動である。そして、その一部

を企画展「津波を越えて生きる;大槌町奮闘の記録」として展示公開したことも忘れてはな

らない成果であった。評者はこの展示を実見する機会を得た。パネルや資料の展示に留まら

ず、映像ドキュメントが豊富に提供されており、単なる資料展示に留まらないダイナミック

な分かりやすい展示であり、ソースを展示用に加工する技術的な側面でも、豊富な展示物と

それに付随するデータを複合させる工夫が凝らされていたと評価できる。また、ことさらに

大規模な特別展という仕様でなくても、貴重な発表の場を貴館は提供できることの好例にな

っていたと思われる。今後さらにこうしたかたちでの展示の取り組みが積極的に行われるこ

とを期待したい。

神戸大学との協定が結ばれたことは、阪神大震災も含めた災害への対応を含め、貴館がさ

らに多くの大学とこの問題でも連携してゆく足掛かりになることを期待している。災害の情

報共有には点から線へ、さらに線から面へとプラットホームが構築されていく必要があるか

らである。

東北三県に留まらず、日本列島全体の地域文化に関しても、研究活動を開始し、その成果

を館外でも大船渡市などで展覧会として発表し、国外では台湾での国際フォーラムを開催し

たことも単発に終わることなく、継続的にさらに活発に展開されることを期待したい。貴館

は、おそらく21世紀の大規模な災害と地域文化の在りかたについての提言を、理念として ばかりでなく、実質をともなうかたちで提言できる、数少ない展示機能を備えた研究施設と

(17)

担当テーマ:業務運営について

1) 館長のトップマネージメント

第三期中期目標・中期計画を達成するためには、重要な組織の構築が不可欠であろう。

トップダウンと、ボトムアップとは、適正なバランスで、しかも、突発的な事象に対しても

柔軟かつ迅速に対応できるような性格も涵養する必要がある。「館長リーダーシップ経費」

が財源として措置されていることは、その点においても、高く評価できる。平成28年度は、 その成果が確実に実を結びつつある。館の内外をつなぐ機能を、この経費によって発揮させ、

貴館の存在感がさらに増すことを期待したい。

2) 財務の改善

契約業務の見直しによって700万円以上、省エネのための設備を取り換え、それによって 光熱水費を1000万円以上、削減できたことは特筆すべき改善であった。高く評価したい。

3) 設備の整備・安全対策

施設マネジメント委員会がその成果を挙げつつあることが評価できる。設備の現状、問題

点、改善方法などを各部署の担当だけ任すのではなく、複数名のその情報を共有することは

実現に当たっての、不備を未然に防ぎ、さらには、別のアイデアを検討する場としても機能

するはずである。丹念に現場を点検することが整備を確実にして、ひいては館活動すべてに

関わる安全性を高めることに役立つものと考える。全体としてよい方向に向かっていると評

価できる。

4)研究組織の改組

貴館の最大の特色は、グローバルな視点にたった超領域的な研究活動であると認識してい

る。組織の改編によって、その特色がさらに鮮明になり、貴館の存在意義を館内外に知らし

めることのできるような共同利用・共同研究が可能なる研究環境のさらなる整備を期待した

い。その端緒として「学術資源研究開発センター」および「国際研究統括室」の設置の決定

は一定の評価に値する。

5)今後の課題

競争的資金の獲得、そして、それ以上に、より安定的な基金の実現は、今後の課題のなか

でも最重要ものと位置づけるべきであろう。省エネによる経費削減、契約なども短期的ばか

りでなく、長期的な視点からも検討を加え、たとえ短期では実積はあがらなくても、構造的

により合理的になる可能性も追求すべきであろう。 漏水、天井落下の危険性などは、まず

(18)

担当テーマ:平成28年3月3日の失火について

評者は、失火後、復旧した状態の「アイヌの文化」展示場を実見することができた。現状

では展示場になんら損傷は認められず、火災という深刻な事故ではあったが、その後、処置

が迅速かつ的確に行われたことを確認することができた。

人的な被害はなく、また、資料にも決定的な損傷がなかったことは不幸中の幸いであった。

また、第三者検証委員会が適切に設置され、3回にわたる同委員会の検証により、調査報告 書もまとめられたこともその努力を評価したい。

しかし、取り返しのできないような大事故になった可能性もある事案であり、このような

丁寧な検証を経て、再発防止策として消火栓が新設され、監視カメラも増設されている。PHS の導入にする連絡の緊密化、業務管理の徹底化などの再発防止策も評価することができる。

事故は、突き詰めれば、その場で働いている人間の失敗に起因する人災である側面が多少

なりともあるものである。

上記報告書の結論部分。

「また、安全意識の醸成には、良好なコミュニケーションを保つことが重要であることを

認識する。館に関係する教職員、委託業者、関係機関と一体となり、知恵を絞って、組織の

力を発揮する環境を整える。いわゆる組織間の「壁」や階層間の「溝」を決して設けること

なく、各人が常に「他人ごと」ではなく「自分ごと」として物事を受け止め、上下の分け隔

てなく、明るく堂々と議論の行える、風通しの良い職場づくりを常に志向するものである。」

この第三者検証委員会からの指摘を重く受け止める必要がある。日頃からの館スタッフ全

(19)

自己点検報告書

人間文化研究機構

(20)

.概要

.研究活動

)特別研究

型情報

の構築

)共同研究

)外部資金の導入

)研究の成果公開

)大学

研究機関等との協力

連携

)今後の課題

.資料等の共同利用

)資料の収集

調査研究

)資料の保存

タベ

共同利用体制の整備

)文献図書資料の情報公開

共同利用の推進

)研究ア

カイ

資料

)機関

)情報

環境の整備

)今後の課題

.教育

人材養成

)大学院教育

)若手人材育成

)今後の課題

.社会との連携

)博物館展示等

)広報事業

)今後の課題

.国際交流

)国際学術交流室の活動

)海外の研究機関との協力関係

)外国人研究員受入制度の改正について

)国際協力

交流事業

)国際

ョッ

(21)

.東日本大震災への対応

.業務運営

)館長の

)財務の改善

)施設の整備

安全対策

)研究組織の改組

)手話言語学部門の設置について

)今後の課題

(22)

1

.概要

大学共 利用機関と ての国立民族学博物館 文 人類学 民族学 その関連 野

の調査 研究 行うとと 世界の諸民族 関す 資料 集 保管 公開す と

設置目的 成28 現在 本館 当 野の共 研究 共 利用の世界的

研究 点 文 資源と研究情報の国際的集積セ 博物館機能 活 大

学 一般社会への 献の 点 掲 てい

世界の研究 点と て ま 海外18大学 博物館 国 大学 研究機関等と学

術協定 締結 機関間の共 研究 研究集会 連携展示等の活動 実施 大学の機能

強 献 てい 本 新領域研究の開拓 め す国際共 研究 10件の研究

ジ 公募 異 野融合 基 共 研究 40班 組織 ま 国際 ジ

ワ 15件開催 てい の研究集会への参加者 外国人教員

客員教員 外来研究者 本館 活用す 国 外の研究者 1,885人 の

の共 研究 ジ 等の成果 日本語 外国語の刊 行物 て国 外

信 文 人類学研究の国際水準 研究情報の 集 信の 外の 点と て

の本館の使命 遂行 てい

研究資料の国際集積セ と ての本館 世界の文 資源の体系 と共 利用

逭す め 文 資源 ジ 組織 調査 集 資料管理 展示 情報

逭めてい ま 本館 蔵の民族資料の国際的共 利用 能 す 人類の文 資源

関す フ ラ 型情報 ジア の構築 ジ 推逭 てい 本 ジ

成26 計 ニテ 現地社会 国 外の博物館

大学等との国際共 研究 基 いて人類の文 資源 関す 情報の 信 交換 生成 共

の実現 目指 てい

博物館機能 生 大学と社会への 献 関 て 最新の研究成果 展示

公開講演 研究公演 通 て社会へと還元 てい 常設展示 ついて 10 の

月 費 本館 世界諸地域の文 関す 全面的 改修 逭め 成29

月 完了 ま 特 展 国際連携展示 企 展 巡回展 計 回開催 館

の 研究公演 映 会等の事業 大学生の授業 館外 の定期的

公開講 講演会 のア 活動 積極的 行 以 の博物館活動

成28 約25万人の観覧者 迎え

一方 本館 保 科学の知識と 術 関 て 国際的評価 て 国 外の博物

館 資料館の標本資料の維持 管理 被災資料の修復 保 海外の博物館 フ

の研修 国際的 博物館学の啓 献 てい

20 世紀 の急激 世界の民族 文 大 変容す 一方 文

間の摩擦 各所 生起 者への共感 基 異文 理解 す 文 人類学とその

関連 野の知 ま 求め てい 本館の役割 ますます 要 てい

(23)

2

.研究活動

)特別研究

特 研究 成28 始ま 第三期中期計 中期目標期間の 間 通 て

現代文明と人類の 来―環境 文 人間 統一テ マ 現代文明 直面す 喫緊

の諸課 対 て解決志向型のア 実施す 国際共 研究

近現代の す 科学 術 政治 経済 社会組織 思想

西欧文明 世界の多 の国と地域 影響 え 科学 術の 展 人類の生活と

社会 豊 す と信 て 人 増加 環境破壊 戦 資源枯 水

足 大気汚染 大 の代償 人類社会 てい と 言え 特 環境

問 と人 増加 解決 要す 大 課 前者 生活空間 食料資源 生物

の多様性 戦 公害 地球温暖 災害 人間生活の ゆ 面 影響

てい 後者 2060 100億人 超え 2100 地球の人 支持力 環境 容

力 120億人 近 一方 逭国 少子高齢 逭 家族 人間集団の維持

多 の問 てい の う 状況 いて 文明 対応 て 現地社会の

知 現代文明 問い直す め 特 研究 現代の人類社会 直面す 諸課 の

析と解決 志向す 研究と て 置 環境問 人 め 地球規模の変動 つい

て直接的 間接的 起因す 対立軸と 文 現象 設定 す 空間 地域空

間 社会空間 構成す 多 的生活空間 現代的問 系と てア す と

旧来の 伝統的 価値 い 多元的価値の共 保 す 社会 創成す

と 解明 人類社会 と て選択 能 問 解決 志向す 来 ジ

出す と め す

成28 特 研究運営会議 立 生物 文 的多様性の 史生態学―稀

少動物 稀少植物の利用と保護 中心 ― 代表者 谷和信 岸 伸啓 ジ

開始 特 研究 国際 ジ と て 史生態学 見 人と生 物

の関 成29 月 実施

) ォ 型情報 ュ ア の構築

本館 所蔵す 様々 人類の文 資源 と 国際共 研究 実施 情報生成型

多方向的 マ テ ア の構築 行 てい 成28 ジ

ジ ラ 周辺島嶼の物質文 徳之島

の唄と踊 つの 一般公開

ま 開 型 ジ 北米 民製民族 資料の文 人類学的 テ

と共 周辺島嶼生態環境 物質文 の生態学的適応

民博 所蔵す アイ 民族資料の形成と 録の再検討 件 強 型 ジ

北米北方 民の文 資源 関す の構築 関す 研究 ―民博

中心 中国地域の文 展示のフ ラ 型情報 ジア の構築 日

(24)

3

ラ 型情報 ジア の構築 日本の文 展示場関連資料の情報公開 ジ

民博所蔵 ジ ジ ラ の総合的 の

構築 フ Ⅱ 件 合計 つの研究 ジ 実施す とと 開 型

周辺島嶼生態環境 物質文 の生態学的適応 ジ い

て 現地 国際ワ 灣資訊跨國多語言交流 資料の国際

多言語交流 ラ フ 開催 の う 標本資料の ニテ

と協業 て ジ 博物館 構築す フ ラ 型情報 ジア ジ

いて 共 研究 通 て現地社会との ニ 逭 と

テ の格納件数 当初計 7,000件 140,000

回 8,990件 150,812 と

)共同研究

共 研究 大学共 利用機関の主要 研究事業 特 人文 社会科学 いて

特定のテ マの と ま ま 野間の研究者 交流 高 議 論 行い 互いの

学問 野の境界 広 領域 張す と て新 い研究成果 生 す と

責務

本館 研究班 広 公募 書類審査 公開審査 行い 館外委員 含 共

利用委員会の審議 経て 否 決定 てい て大学の共 利用と研究者

ニテ の多様 す ニ え 体 整えてい 特 近 の学術研究の動向

迅速 と え つ共 利用機関と ての使命 明確 す め 共 研究の公募

い そう逭め 成 22 若手研究者 共 研究 通常の共 研

究 組 込 新 募集枠 設 て募集 てい

現在 毎 約 40 件の共 研究 組織 成20 半以 期限と て公

開の成果報告 経て 出版 め ジ 学会 科会 電子媒体 の 表

ま ま 形 成果 公開 てい 成28 本館教員12件 う 新規 件 館

外の教員 研究者21件 う 新規 件 若手研究者 共 研究 件 う 新規 件

う 館外研究者 件 の合計37件の共 研究 組織 研究会の一部 一般 公開 て

館外 の開催 めてい 共 研究 国 の大学等の諸機関 行わ 文 人

類学とその関連 野の研究教育 活性 学界全体の の向 大学

の 機能強 大 献 てい と考え

)外部資金の導入

本館 館員 科学研究費 成 事業 の外部資金へ積極的 申請す う働 て

成28 外部資金 以下のと 入 てい 事業 (公財)日本財

団 11件 計 49,306千 寄附金 益 原 民博物館 件 計8,900 千

科学研究費 成事業 新学術領域研究 学術研究支援基 形成 件 新学術領域研

究 件 国際共 研究加速基金 件 基 研究 A 件 基 研究 B 10 件 基 研究

(25)

4

支援 件 研究成果公開 逭費 件 特 研究員奨励費 件 計57件 227,800千

直接経費 入 成28 科学研究費 成事業 関す 明会と

て 本館 誉教授 科学研究費 成事業の獲得 向 ての 明会 開催 新

規応募 定者 対象とす 申請 関す 明会 開催 新規 の 択率* 53.3%

中含め 全体の 択率* 83.7% * 択率の対象 常勤の

)研究の成果公開

本館 館長 経費 いて研究成果 効果的 公開 国 外の

研究者 ニテ 社会へ 滑 還元す め 研究成果公開 ラ 設 てい

その中 ジ 研究フ ラ 国際研究集会への派遣 の テ

館 募集 てい

ジ 研究フ ラ ついて 計 件 実施 国際的 研究集

会 研究者 一般参加者の 593 人 参加 国 と 国際的 研究成果の

信 行 ついて 人 国際学会等の国際研究集会へ派遣

の 件 含 成 28 イジフ ニテ ―変わ ゆ

人生 包 ま の国際 ジ 地域文 の再 見と民俗学の新 試

の国際ワ 地域文 の 見 保 と活用 の国際フ ラ

16回開催 合わ て1,775人の参加者 国 外 得ま

ま 本館 特 研究 共 研究 研究成果 広 一般 公開す と 目的と

て 特 現代的 課 設定 て学術講演会 開催 てい 成28 11月 東京

イ 踊 ジラ 祭 ―生 物と人 共生の風 日本経済新聞社と共催

開催 402人の参加 成29 月 大阪 恵

の水 災

わ わ

いの水―川 湖 海

毎日新聞社と共催 開催 238 人の参加 い 本館の研究 対す 関心

の高 示 のと考え

出版物 ついて 定期刊行物と て 国立民族学博物館研究報告 4点 41巻

~ 民博通信 点 153 ~156 定期刊行物と て英文の論文集 Senri

Ethnological Studies 点 93 94 国立民族学博物館調査報告 Senri Ethnological

Reports 和文 英文 点 137 ~141 本館 成の外部出版と て 贈 論再

考 点 出版 研究成果の公開 調 逭め と わ 点の外国語

論集の刊行 研究成果の国際 信と て評価

)大学 研究機関等との協力 連携

国 の学術交流 関 て 神戸大学大学院人文学研究科 成28 月15日 と学

術交流 関す 協定 締結

ま 日本文 人類学会との連携 学術協定 基 逭め 主 連携

事業と て 学会の イ 当館の行事 定の告知

(26)

5

)今後の課題

第 期中期目標 中期計 期間 実施 多様 機関研究 共 研究の成果 と ま

とめ 国 外 イ の 方法 信す と 直近の課 ま 第三期

中期目標 中期計 期間 本館の研究目標 合致す う 機関研究 共 研究の

方 容 体 ついて検討 実施計 体的 策定す 必要 と 共

研究 本館の創設以来初の外部評価委員会 成 26 実施 そ 基 いて

実施体 容 成果の 信 ついて検討 加え 改革 行う必要 第三

期中期目標 中期計 期間の本館の研究の柱の とつ 国 外の研究機関 現地社

会と連携 実施 フ ラ 型情報 ジア の構築 ジ

館員全員 積極的 参加す 体 と計 整備す と 大 課

交付金削減 中 本館の研究費の確保 大 問 と てい の め大型共

研究 ジ 等 推逭 てい め 科学研究費 成事業の ま

ま 外部資金 獲得 活用す と 外部資金 獲得す めの支援体

の整備 課 の とつ 研究成果の公開 ついて 本館の 国

際 信 推逭す 多様 アの活用 奨励 支援す めの 構築 必要

.資料等の共同利用

)資料の収集 調査研究

本館 大学共 利用機関と ての共 利用基 整備す とと 本館 い

関連す 機関 所蔵す 文 資源の体系 逭め 共 利用 逭 学術的価値

高め めの研究 推逭す め 文 資源研究セ 文 資源研究 ジ

てい の ジ 調査 集 資料管理 情報 展示 社会連携(研

究開 )の 野 構成 本館の博物館活動 牽引す 根幹 てい 文 資源

ジ の 映像音響資料 調査 集 情報 野 文 資源 ジ

て 情報 ジ と て来 実施す め 情報運営会議の下

情報 ジ

成 28 いて 本館 所蔵す 学術資料 標本資料 約 34万点 映像音響

資料 約 万点 図書資料 約67万冊 の資料の外部 の利用 問い合わ

関 て 民族学資料共 利用窓 設 て 本 277 件の問い合わ 対

本 の資料等の共 利用の実績 館外機関の標本資料熟覧点数 延 2,224 点 館

の標本資料熟覧点数 延 1,238 点 本 フ ラ 型情報 ジア

の構築の一環と て アイ 関 資料の 作成の め 国 研究者 資料

熟覧 実施 延 3,920 点の資料 熟覧 供 延 点数 熟覧点数 日数 人

(27)

6

調査研究 の めの資料調査と て ア ジア 資料のう 水産史 資

料の熟覧 実施 延 3,140 点の資料 熟覧 供 延 点数 熟覧点数 日数

人数 乗 のの総計 その 機関へ 691 点の標本資料の貸付 行い

資料 像の原 利用 51件1,468点 う 大学等研究機関へ 件 点 撮影 20件

809点 う 大学等研究機関へ 件386点 映像音響資料の原 利用 複製等

121件542点 う 大学等研究機関へ 38件205点 文献図書資料の原 利用

写真撮影 件30点 文献複写の 付 5,623件 う 大学等研究機関へ 2,832件

現物貸借の 付 659件 う 大学等研究機関へ 623件 図書室の開室日数 354

日 入室者数 11,113人 図書貸出冊数 11,783冊

資料の 集 調査研究 展示 研究等への共 利用 目的と 標本資料 集 映像

編集 資料の整理と情報 資料情報 の公開等 教員の 案 基

ジ 形式 文 資源 ジ 実施 てい 各 ジ の審

査 て 館 教員 組織す 審査委員会 書面審査 実施 点数 評

価結果 館外の研究者 専門家の意見 入 うえ 文 資源運営会議

審査 合議 基 いて 択案件 決定 てい

標本資料 集と映像 編集 関 て 本 11件の ジ 実施 標

本資料 ア 日本等の地域 1,430 点 集 す 所蔵

てい 資料と新規 集 資料 組 合わ と 資料の充実 音楽展

示の展示資料の追加 成29 の企 展実施 定 てい

映像資料 軽業系民俗芸能 関す 短編番組 本 中国雲 省の回族 関す

短編番組 本 関す 研究用番組 本 地域社会の伝

歌の 録 創造 テ マ 映像民族 本の計 10 本 作

映像 の一連の ジ 一般 公開 目的 作 て 研究者 来館者の

利用 適 来 の公開 定 てい

ま 韓国国立民俗博物館との学術交流協定 基 両館の指 の と 韓国の学生

作成 本の番組 ついて 日本語版の番組へ編集 一般公開 その 昨

本館講堂 実施 研究公演 時 超え イ の踊 息 仮面― 島の仮面

舞踊劇 と音楽 ついて 撮影 映像 使用 てマ ア番組 本 作

開催 特 展 企 展 ついて 360 の全周 像 つ わ ラマ

と映像の 種類 録映像 10本作成 企 展 益 原 民博物館所蔵

学生創作 展 原 民族 め イ ジ の ラマ 共催者の

許諾 得 の ジ 公開

加えて 本 本館展示場の新構築 完了 て 本館展示場全域の ラマ

作成

来 実施す 情報 ジ 映像資料の 質の向 目的

前 成果報告 作方針の検討 仮編集時の 容構成検討 の各段

(28)

7

定 来 以降 一 洗練 研究成果 社会 還元 う

番組 作す

ま 開館 40 経 世界の状況 学問の 方 大 変 てい と

の文 人類学 民族学 人間文 研究 てい うえ 民族資料 の う

集積 の う 共 利用 てい の検討 必要と て

国立民族学博物館研究資料共 利用委員会 設置 来 以降 外部の研究

者とと 標本資料 映像音響資料の集積方法 共 利用 関す 中長期的 計 の

検討 てい

)資料の保存

本館 資料の保 管理 関わ 文 資源 ジ 形文 資源の保 管

理 テ 構築 形文 資源の保 対策立案 資料管理の めの方法論策定 そ

の 資料管理 関わ 各種調査の指 統括と調査結果の検討 という 点 主軸 逭

めてい

本 形文 資源の保 対策と て 持 的 総合的 害生物管理 IPM 体 の

実施とその 充 薬 用い い各種殺虫法の民族資料への適用 行 資料管理

の めの方法論策定 生物生息調査 温 ニ 等の博物館環境調査と

その解析 総括 行

と並行 て 蔵資料の保管 納方法の改善 引 段 的 逭め と 時

計 従い 第 蔵庫 蔵資料の配架見直 再配架作業 て実施 完

了 ま 新 隘 対策 作業と て 特 蔵庫F 衣類 蔵庫

蔵状況の 細調査 実施 後の 計 と て す とと 展

示 蔵用の包 調査 実施 逐 包 の基本情報 製造元 販売元 入手

使用目的 成 寸法 pH値 まとめ

多機能資料保管庫 いて 通 調査 温 等の と 資料の保管環

境 蔵能力の向 の め 船資料の大規模 再配架作業 実施

本館 多機能 蒸庫 所 てい 本 館外 の協力依頼 唐招

寺 所蔵す 大型資料への虫菌害対策の め 文 財 安全 薬 用いて 蒸処理

映像資料 ついて DVCPROテ 約6,000本のう 約400本 録 ジ

大容 の媒体 変換 本 変換の方法 保 媒体 検討

の 実 施 来 本 の 検 討 結果 基 媒 体 変 換 実施 す の

DVCPROテ 約1,000本 媒体変換 と見込 い

本館 創設 43 開館 40 経 蔵庫の 隘 施設 設備の老朽

逭 い 蔵庫の 隘 対策と て 第 蔵庫の標本資料の再配架 成22 ~

多機能資料保管庫の新設 成25 ヶ 計 逭めて 第 1 蔵庫の改修

成26~27 特 蔵庫 漆器 蔵庫 の改修 成27 加え 特 蔵庫

参照

関連したドキュメント

取組の方向 0歳からの育ち・学びを支える 重点施策 将来を見据えた小中一貫教育の推進 推進計画

取組の方向 安全・安心な教育環境を整備する 重点施策 学校改築・リフレッシュ改修の実施 推進計画 学校の改築.

【こだわり】 ある わからない ない 留意点 道順にこだわる.

アドバイザーとして 東京海洋大学 独立行政法人 海上技術安全研究所、 社団法人 日本船長協会、全国内航タンカー海運組合会

22年度 23年度 24年度 25年度 配置時間数(小) 2,559 日間 2,652 日間 2,657 日間 2,648.5 日間 配置時間数(中) 3,411 時間 3,672 時間

19年度 20年度 21年度 22年度 配置時間数(小) 1,672 日間 1,672 日間 2,629 日間 2,559 日間 配置時間数(中) 3,576 時間 2,786 時間

取組の方向  安全・安心な教育環境を整備する 重点施策  学校改築・リフレッシュ改修の実施 推進計画

(参考)埋立処分場の見学実績・見学風景 見学人数 平成18年度 55,833人 平成19年度 62,172人 平成20年度